日本語とロシア語の文法
日本語教育能力検定試験用の日本語文法テキストにさらっと目を通してみた。外国人の観点から日本語文法をみると、複雑だなあと思う。
ロシア語の格に圧倒されていたが、日本語の格だって、本気で勉強しようとしたら手強い。日本語は男性/女性及び単数/複数を分けないので、暗記する量はロシア語と比べたらずっと少ないけれど、日本語らしい日本語を話せる、あるいは書けるようになるまでの道は、ロシア語の格を極めるよりも険しいかもしれない。
なんて考えて自分を励ましつつ、ロシア語の勉強も頑張ろう。
とても分かりやすい「日本語文法 学習者によくわかる教え方―10の基本」という本を読んでいるところだが、その本の61ページに下記のような説明があった。
日本語の時間は「未完了/完了」と言った方がスッキリする
物事が完了したか・していないかで時間の流れを見ることを「テンス(時制)」と区別して「アスペクト(相)」と呼びます。
ちなみにアスペクトを使う言語には、他にロシア語などがあげられます。
なんと。ロシア語のアスペクト(不完了/完了)は、英語やスペイン語の時制に捕らわれないようにして、日本語のアスペクトで考えてみればいいのかも。朗報である。
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