個人教授

 実はずっとロシア語教室を探していた。米国では外国語学習が盛んではないので、語学学校がそもそもほとんどない上に、ロシア語はマイナーな言語らしく、個人的に教えてくれそうな先生もなかなか見つからない。

 他州に住んでいて、スカイプを使って1時間25ドルで教えてくれる先生と、地元で1時間35ドルで教えてくれる先生をなんとか見つけた。

 別に個人教授でなくてもいいんだけど、ロシア語を教えている学校は、あたしが調べたところ皆無だったので、他に選択肢はない。

 今日、後者の地元の先生と会って直接話を聞いてみたところ、なかなか良さそう先生だったので、お願いすることに決めた。モスクワの大学で教育学を学んだという、若い女性である。先生が使う予定の教材を一通り見せてくれたりした。来週は仕事がちょっと忙しいので、再来週から週一回で始める予定である。

 先生に、まずどうしてロシア語を勉強しようと思ったのかと訊かれた。米国でロシア語を学ぼうとする日本人はそりゃめずらしいだろう。

 写真は、早速もらったプリント。名詞の複数形の作り方だが、詳しく書かれていて分かりやすい。この次のページには問題がだだだっと並んでいる。

 先生の前で問題になっている単語をいくつか読まされたのだが、ロシア人の前でロシア語を口にするのは初めてなのでちょっと緊張した。初めての授業までに全部やっていかないと。