高校のスペイン語授業

 娘が、学校でスペイン語の授業を取っている。娘の学校区では小中と外国語のクラスはなく、高校で初めて必修外国語クラスが登場するのだ。嫌がっていた(めんどくさがっていた)娘だが、なかなか楽しんでいるもよう。

 娘は、あたしが必要以上に細かく指摘し、またその説明が要領を得ないのを知っているので、ほとんど質問しに来ない。数学でもそうだった。でも、頼って来ないということは、まあ何とか授業について行けているのだろう。

 しかし、昨日はあたしにめずらしく宿題の作文を見せてきた。その作文に、「Como te llama」と書かれていたので、「te」で終わるなら「s」がついて「llamas」、「llama」を使いたいなら「te」ではなく、「se」に変えろと指摘した。そうしたら、教科書にはそう書いてある!とあくまで言い張り、教科書を持って来た・・・ちゃんと「como se llama」って書いてあるじゃん。

 でも、一旦目が「como te llama」と思い込んでしまうと、なかなかその思い込みを覆すのは難しいらしく、娘は頑として認めようとせず、最後には「I hate you」とあたしに捨て台詞を言いながら去って行った。ま、あの様子だと、あたしの言い分が正しいのは分かったが、それを素直に認めるのは口惜しかったのだろう。

 先生はアメリカ人らしく、娘のスペイン語もバリバリ英語訛り。スペイン語は日本語のローマ字を読むみたいに話せば、もっと上手に聞こえるよと教えた。でもそれが分かってはいても、みんなと違う発音をするのはちょっと気恥ずかしいのだろう。