教科書紹介続き

 「Russian in an easy way」は、ロシアにやって来たロシア語を話せない外国人が、挨拶したり、時間を訊いたり、道を訊いたり、何かについての感想を述べたり、電話で話をしたりするために必要な会話力をつけるために編纂された本のようだ。会話中心のアプローチは有難い。

 第3課にいきなり前置格が出て来るが、名詞の性は第5課、そして名詞の複数形は第6課、動詞の変化は第8課だったりして、文法事項の導入はゆっくりめだ。それよりも会話で使えそうな文型(〜を持っています、〜が必要です、等)をまず数多く習得させようとしている。

 CDは別売りなのだが、全21課中15課分のCDを先生が既にくれた。関係ないが、CDに吹き込みしている男性の声がなかなか渋い。しかし吹き込みスピードは早めだ。最初は先生にゆっくりと読んでもらおうっと。

 この教科書の作者は30時間でこの一冊を終わらせることを想定しているようだが、30時間程度で終わるのだろうか。というのも動詞の完了体/不完了体や比較もしっかり盛り込まれているので。この1冊を終わらせれば基礎の基礎は確かに習得出来そうだ。

 ところで、今、家に届くのを待っているもう一冊の教科書「Russian... It’s easy!」と、前エントリーで紹介した「Basic Russian in Tables and Diagram」は日ソさんで扱っているもよう。興味がありましたらどうぞ。