戦争と平和(二)

 「戦争と平和(二)」読了。

 2巻はあまり戦争のシーンが出て来なかった。その代わり人間ドラマがすごかった。ドロドロしている。なんつーか、まともな人間は誰1人いない、まともだと思ってた人もそうでもなかったとか。空気の読めない人にイライラするとか。

 しかし、あの2人は結婚しなくてよかったと思う。その2人はさておき(男の方は好感が持てるので、行く末が気になるが)、主人公の男性には早く幸せになってもらいたいが、それにはまず自分が変らないといけないんだよね。きちんと良い方に変われるのかどうか。

 トルストイの人間描写は皮肉っぽく感じる。額面通りに受け取って読み進むと後で話が後で?になるかも。これは皮肉だろうなと突き放して読むと、やっぱりと膝を打つことが多い。

戦争と平和(二) (新潮文庫)

戦争と平和(二) (新潮文庫)

 あたしの先生のだんなさんも今読んでる(読まされてる?)らしいが、これは話を好きになれないと読み通すのは大変だろう。カラマーゾフのように難解な話ではなさそうだが。

 全然関係ないが、先生のだんなさん(何度も会ってる)のロシア語修行はイマイチ進んでないらしく、「モチはこんなに進んでるのよ」とあたしをダシに使って発破をかけるそうだ。先生は、もちろんスペイン語を勉強中。