独学をやめる

 スペイン語は、最初独学で始めた。その後大学でクラスを2つ取ったが、きちんと先生について教わったと言えるのは、直説法現在形までである。大学のクラスでは、接続法のさわりのレベルまで教わったが、やる気のない先生に当たってしまい、そのクラスで学べたことはあまり多くない。

 しかし、独学で勉強した自分は、いっぱしの知識を持っているような気になって、メッセンジャーを使うオンラインクラスにて、今まで蓄積した知識を実際に使いたいので、会話の相手をお願いしますとクラスの申し込みをした。しかし、自分はそのレベルに達しておらず、まだまだ基礎の知識を身に着ける段階であることを痛感しただけだった。

 きちんとした先生に確認をしていないので、自分が正しいと信じていることが、実際正しいのかどうかさえ分からない。自分のスペイン語にはきっと変な癖があることだろう。思い込みで変な癖をつけると、後で直すのが大変そうだ。先生の立場から書かれたすぱしーばさんのエントリーを読んで身につまされた。

 語学の勉強は、結局自分が継続して勉強しなくては(知識や単語やイディオムの暗記、毎日の音読などなど)、いくら素晴らしい先生について学んでいても上達はしない。しかし、きちんとしたプロに見てもらえないのであれば、逆に中途半端な知識はない方がいいのかも、と最近考えるようになった。

 というわけで、スペイン語については、インプットを必要とする勉強をあえてしないことにした。リスニング訓練(まいにちスペイン語を聴くことも含む)や音読などは続けるけれども、独りよがりの勉強を続けていくのは怖くなって来た。