日本語教師になるための学士号

 カリフォルニアの州立大学に、「Single Subject Credential」という特定の科目だけを教えられる教師の専攻があるのを初めて知った。その科目の中に英語以外の言語としてスペイン語やフランス語やドイツ語に混じって、何故か日本語があった。需要があるんだろうか。

 ちなみに小学生相手に全科目教える、あるいは大学生を教えるためには、最低でも修士号が必要になると思う。だから、学士号でとれる公式の教師資格は、時間があまりない人間にとってはうってつけだ。

 この教職専攻で大学を卒業し、州の試験に受かれば、カリフォルニア州の公立学校の幼稚園から12年生相手に日本語を教えることが出来るようになるらしい(参考:こんなところこんなところ)。実際のところ、小学生相手に教えることはあまりなく、中学生か高校生相手がメインになるらしいが。

 あたしは、最終学歴が日本の短大中退なので、いつか学士号をとることは人生目標の1つである。数年前、近所の公立の短大に通学し、一般教養科目の単位はいくつか取得済みだ。今は生活のために就職してしまったので学業は中断しているが、こんな話を聞いたら、今すぐ学校へ戻りたくなる。

 早速、何人かの大学教授にメールを出して、質問するだけしてみた。そうしたら1人の教授が、日本人がアメリカで日本語のクラスを取ろうとしたら、初級/中級クラスは免除になるはず、と教えてくれた。これは時間短縮になるので有難い。また別の教授からは、直接会って話をうかがいましょうという有難いお言葉をいただいた。

 実際問題、今、仕事を辞めるわけにはいかないので、すぐにフルタイム学生へ変身出来るわけではない。しかし、大学に戻る気だけはマンマンなので、話を聞いてもらって、情報だけでも入手して来ようっと。