音と文字の一致

 まだキリル文字を見てぱっと読めるわけではない。スペルを見て音がパッと出て来るよう、あるいは音を聞いてぱっとスペルが出て来るよう、何度もCDを聞き、繰り返し声を出して練習している。読み方あるいはスペルが瞬間的に出て来ない単語は、何度練習しようとまず覚えられない。何度練習しても覚えられない単語に時間をかけても無駄である。後できっとすんなりと覚えられる時が訪れることを信じて、そういう覚えられない単語は今のところ見なかったことにしている。

 しかし、全ての単語に音声ファイルがついているわけではない。

 そこで、最初は音声ファイルのある単語(動詞の変化も含めて)だけをしっかり覚えることにした。ま、それだけでも結構な量になるのだが。そもそも正しい読み方がイマイチ分からない単語を繰返し音読しても意味はないし。それに基本的な単語の読み方を身に着ければ、他の単語も自然と読めるようになるだろう。

 幸いなことに「しっかり学ぶロシア語」には、基本的な動詞活用の音声がほとんど収録されている。そこで、それだけを集めた「ロシア語動詞活用プレイリスト」を作ってみた。音声ファイルを聞いてスペルと動詞の原形と意味がパッと頭の中に浮かぶまで、何度も練習しよう。

 40を目前にして独学でロシア語学習を始めたこと自体がとにかく無理に近いので、日々の学習くらいは無理なく進めていきたい。締め切りや期限があるわけではないので、マイペースで学習を楽しみたい。