イワンとおしゃべり
今、ロシア語の先生のところに、ロシアから両親が遊びに来ている。スカイプでの授業中、先生がお父さんから話しかけられ、先生がそれにちょろちょろ答えていたのだが、「ちょっとしゃべってみる?」ってことになり、モニターに突然イワンが登場。
いや、お父さんの本名はイワンじゃないけれども、そういう感じの風貌だったのだ。ワーニャじゃなくてイワン。ミーシャの親友の白クマチックなダンディーというか(エロイカネタですみません)。本名はニコライかアレクセイかなんかだっと思う。もう忘れたけど。
あたしはどの言語も聴き取りが苦手なので、先手必勝、向こうがしゃべらないようにこっちがどんどんしゃべる(そうすれば相手の話を聞かなくて済むので)ことにしているので、いきなり「こんにちは、私の名前はXXです、日本人です!」と突然しゃべり出してみた。
イワンもニコニコ笑いながら「私はXXです、モスクワに住んでます。」とかあたしにも聞き取れるような内容のことをしゃべってくれた。いやあ、相手の言ってることが理解でき、自分の言ってることが相手に通じると、本当に楽しいね!
最後にイワンが何を言ってるのか分からなかったので、さっと先生が通訳してくれた。ロシア語を勉強にしてくれてるなんて嬉しいよ、とかそんなことを言っていたと思う。
あたしがちょっとだけどロシア語で即効でおしゃべり出来たため、先生も嬉しそうだった。これが教師の醍醐味でもあるんだろうなあ。
音読の上達?
授業では、毎回必ずロシア語の音読をさせられる。最近は授業の時間は増えていないのに、読まされる量が増えてきた。読み方がそれなりにスムーズになったのと、細かい発音はあまり注意されなくなった(先生は矯正するのを諦めたのか?)からかもしれない。
先生にはイントネーションに気をつけて読んで、と口を酸っぱくして言われている。先生の真似をしているつもりなんだが、これがなかなかね。先生の真似をノンネイティブがやり過ぎると、わざとらしいし。しかし、せっかくだから目指せモスクヴィッチのしゃべり方。
発音に関しては、簡単な音、つまり日本語にも同じかあるいは似たような音がある音ほど、先生に直される傾向があるようだ。昨日は、「У」の音を直された。意識して唇をつぼめないと、日本語の「う」の発音になってしまうから、気をつけないと。
「Ы」はかつてそればかりしつこく直されたが、最近は上手に誤魔化せるようになったみたいで、直されることはなくなった。「Ш」と「Щ」は微妙な違いではあるが、意識して使い分けるようにしている。正しく使い分けが出来ているかどうかは分からないけどね。
音読は独りでも出来るが、先生の前で読み、片っ端から訂正していってもらえるのは本当に有難い。さすがに昔と比べるとだいぶスムーズに読めるようになって来たのが自分でも分かる。特に初めての文章を読む時のたどたどしさが、だいぶ改善された。あたしの上達は本人よりも、先生の方が喜んでいるような気もする。
これで気合を入れて自分で練習したりしたら、もっと上達するのだろうが、他の趣味に最近情熱を燃やしているので(スマートフォンいぢり)、なかなかロシア語の練習のやる気が起こらない。せめて宿題と、先生との練習をしっかりやるようにしている。
ロシア語辞書対決
ロシア語辞書入りのカシオの電子辞書を持っているけれど、キリル文字のキーボード配置に慣れていないので、イマイチ使いづらい。スタイラスで書いた方がずっと早い。電子辞書は、自分の筆記体をそれなりに認識してくれるが、やはり中には何度も書いても認識してくれない文字がある。
電子辞書には、オックスフォードの露英・英露辞書も入っているが、同じもの(多分)がiPhoneにも入れてある。電子辞書とiPhoneのキーボードでは、キリル文字の配置は同じはずだが、何故かiPhoneの方がずっと打ちやすい。発音もしてくれるし、動詞の活用や名詞・形容詞の格変化表も載っているので、かなり使える。
という訳で、家で机の前で勉強していても(最近、ロシア語の勉強と言うと、恒常的に提出が遅れている宿題をあせりながら片付けることを指す)、電子辞書ではなく、iPhoneを使って調べていることが多かったりする。
ロシア語授業36回目
先生と一緒にやった練習問題の中に、なかなか興味深いものがあった。
右側と左側にそれぞれ未完成の短文が並んでいるので、正しいパートナーを選び、必要に応じて動詞と名詞の格を直しつつ、文を完成させるというものである。
「一日中ウォッカを飲む」という短文があったので、「おばあさんが家で」と繋げたら、先生に違うと言われてしまった。正解は「おじいさんが家で」であった。ちなみにおばあさんのパートナーは、「(椅子に)座って、噂話をする」であった。逆でもいいのにねえ。
ところで、先生は、あたし以外に生徒がいない様子だったが、最近語学学校かなんかで教え始めたらしい。そのせいであたしの授業が週一回になったわけだが、先生の希望か、勤務先の希望かどうかは分からないが、学校で教える曜日が変わり、また以前のように週二回教えてもらえることになった。
学校で習うのもいいですよね〜仲間がいて、とあたしが言ったら、あたしが受けているこの個人授業の方が安いし、内容もいいわよ、みたいなことを言っていた。語学学校では、あまり納得のいく教え方をさせてもらえてないような雰囲気であった。
先生は複数の教科書や自分で作成したプリントを駆使して、先が読めない独特の順番で授業で進めていく。例えば、対格と前置格を一通り終えた後、次の格へは行かずに、動詞の完了・不完了を学習し始めたり。きっと彼女なりのこだわりがあるのだろう。
閑話休題。
同僚のロシア人が、「私は残念である for the delay」というメールを送って来たので、つい対抗意識を燃やし、「Нечего! Спасибо!」という文章をタイプするためだけに会社のPCにロシア語入力を設定してしまった。
この同僚に、「ロシア語は少ししか理解出来ません」とか「気にしないで」などと、いきなりロシア語で話しかけてみたら通じたので嬉しかった。先生に通じても、先生はあたしのロシア語に慣れているので、ロシア人に通じるとは言えないからなあ。
そうそう、この前、「Hero」(ヒーロー)が「Него」(ニヴォー)に見えた。あはは。英語スペイン語ロシア語の知識が中途半端なせいで、全てが頭の中でごっちゃになってる感じ。いつか考えなくても切り替えられる日が来るのだろうか。
コメントを2つもいただいて、嬉しくなったので更新してみました(単純)。毎回授業の後に更新しようと気負わずに、気が向いたらペースでの更新になりますが、よかったらお付き合い下さいませ。
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高校のスペイン語授業
娘が、学校でスペイン語の授業を取っている。娘の学校区では小中と外国語のクラスはなく、高校で初めて必修外国語クラスが登場するのだ。嫌がっていた(めんどくさがっていた)娘だが、なかなか楽しんでいるもよう。
娘は、あたしが必要以上に細かく指摘し、またその説明が要領を得ないのを知っているので、ほとんど質問しに来ない。数学でもそうだった。でも、頼って来ないということは、まあ何とか授業について行けているのだろう。
しかし、昨日はあたしにめずらしく宿題の作文を見せてきた。その作文に、「Como te llama」と書かれていたので、「te」で終わるなら「s」がついて「llamas」、「llama」を使いたいなら「te」ではなく、「se」に変えろと指摘した。そうしたら、教科書にはそう書いてある!とあくまで言い張り、教科書を持って来た・・・ちゃんと「como se llama」って書いてあるじゃん。
でも、一旦目が「como te llama」と思い込んでしまうと、なかなかその思い込みを覆すのは難しいらしく、娘は頑として認めようとせず、最後には「I hate you」とあたしに捨て台詞を言いながら去って行った。ま、あの様子だと、あたしの言い分が正しいのは分かったが、それを素直に認めるのは口惜しかったのだろう。
先生はアメリカ人らしく、娘のスペイン語もバリバリ英語訛り。スペイン語は日本語のローマ字を読むみたいに話せば、もっと上手に聞こえるよと教えた。でもそれが分かってはいても、みんなと違う発音をするのはちょっと気恥ずかしいのだろう。